自分の意見を通したい。
誰もが一度は思ったことがありますね。
自分の意見が通るとは、どういうことでしょうか。
相手がこちらの意見を受け入れるというということは、
相手の考えや行動が変わるということです。
それはつまり、「相手の行動変容を促す」ということです。
では行動変容を促すためには、どうすれば良いでしょうか。
ポイントは2つ。
その場での言い方と、それまでの積み重ね(信頼・信用)です。
そしてメインはそれまでの積み重ね(信頼・信用)。
人は感情の生き物です。
そして正論では動きません。
いつも遅刻するし、会議で居眠りをしている人からの提案に対して、
前向きに受け入れることができるでしょうか。
どんな丁寧な言い方をされたとしても、
これまでの負の感情を覆すことは難しいでしょう。
もし前向きに受け入れることができるのであれば、
その人は遅刻や居眠り以外に大切な成果を残しているはずです。
だからこそ、自分の意見を通すための戦術は、
今この瞬間から始まっているのです。
相手から信用に足る人間になること。
そのような成果を残すこと。
これが大前提です。
客観的なデータや科学的根拠はその後です。
参考資料:
山田ズーニー.なぜあなたの話を「通じない」のか.筑摩書房.2006