「情熱を見つけろ!」という助言は今も昔も多々あります。
しかしシンガポールのイェール大学とスタンフォード大学の研究によると、
情熱は見つけるものではなく、育むものであるとのことです。
また近年流行ったGrit(グリット やり続ける力)においても、
情熱と忍耐力が要素になるそうです。
やり続けるために必要なことは、情熱を育むこと。
情熱は見つけるものではなく、情熱が燃えるまでやり続けること(忍耐力)。
そして固定的な考えでは、予想外の事態が起こった時に興味を失う
可能性が高いそうです。
急激な変化は不安や恐怖といった逃避反応を引き起こします。
予想外の出来事を楽しみつつ、目の前のことをコツコツと続けていく。
ではどの分野を続けていくのか。
このヒントは才能と興味です。
得意で昔から比較的よくできたこと。
そして興味があること。
この2つが重なる領域は情熱を育みやすい。
逆に全くできなかったことに興味を持つ場合はそれでも大丈夫です。
ある数学者は数学が苦手だったから専攻したという例もありますので。
ということで、得意で興味のある分野を柔軟な姿勢でコツコツと続けていく。
その結果、情熱が育まれ、さらにやり続けることができるという循環が生まれます。
参考文献
https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0956797618780643