目の前に問題があります。
それはなぜ起こっているのでしょうか。
この時に2つの思考があります。
直線思考とループ思考。
Aさんのミス→事故
これが直線思考。
事故の責任はAさんとなります。
Aさんのミス→事故→当事者を責める→当事者を責める文化
→緊張感が高まる→Aさん(Bさん)のミス→事故→、、、
これがループ思考。
事故の責任は全体となります。
直線思考による問題解決は、次なる問題を引き起こします。
タンスの引き出しを入れたら、別の引き出しが出てくる。
ドリフでみたことがあります。
一方でループ思考では、問題の根本まで思考を進めます。
そのため小さな改善ポイントを見つけることができ、
次なる問題を起こさずに解決します。
ただし時間がかかることもあります。
ここで思考を諦めないこと。
直線思考による解決で起こる次なる問題は、数年後に現れるかもしれません。
その間に担当者が変わり、当の本人はもはや関係ない。
だから直線思考による短絡的な(見栄えのいい)問題解決手段を取りがちです。
しかしそこをグッとこらえ、ループ思考を心がけましょう!
時間的、空間的に視野が広くなります。
参考資料
ピーター・M・センゲ:学習する組織-システム思考で未来を想像する-