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世界史の大切さ

「んっ??」と思われた方もいるのではないでしょうか。

メソポタミヤ文明やローマ帝国の知識がビジネスの何に役に立つのか?

グローバル企業に勤めるなど、外国人を相手にしていない限り必要ないのではないか?

日本人なんだから、戦国時代や幕末辺りの日本史で十分ではないのか?

そう思われる方が大多数でしょうか。

世界史を学ぶということは、時間的なタテと地理的なヨコの知識をつけるということになります。

これはビジネスにとって不可欠となる思考法の練習としても大変有意義です。

関連し合う物事を時間的経過(タテ)と地理的(空間的)状況(ヨコ)から

できるだけ正確に類推し、より良い未来のための判断をしていく。
つまり、世界史の構造と物事の判断は同じ思考パターンですね。

一国の歴史を学ぶだけでは不十分です。
なぜなら自国の歴史は他国の影響を受けているからです。

また経営判断などの未来を見据える判断には、流れをつかむことが重要です。
世界史や人類史を学ぶことにより、大きな流れをつかむことができます。

ちなみに現在は、十年単位でみれば集団主義から個人主義へと転換していく時代。

百年単位で見ればグローバリゼーションから保護主義の時代、そして技術的転換期。

千年単位で見れば新たな宗教的黎明期。

万年単位で見れば継続的文明成長期。

のように思います。
あくまでもこれは個人的な意見です。

ジャレド・ダイヤモンド氏による「銃・病原菌・鉄」や、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の「サピエンス全史」は人類史を、佐藤優氏や池上彰氏の著書は世界史を学ぶのに適しています。

2018年から立命館アジア太平洋大学の学長になられたライフネット生命創業者の出口治明氏の著書もいいですね。

このように広い視野を持つことは、人を動かすポジションには欠かせない能力です。
偏りなく相手(情報)を理解する態度や、自分は過去の広大な歴史(集団)の一部分に過ぎない存在であるという互助の認識。

これらはいわゆる謙虚さというカタチで、その人の人間性を表します。

自戒も込めて…