会員登録はこちら

まずは14日間無料体験
すべてのコンテンツが利用可能です

人材育成の戦略。そもそも人を育てることはできるのか?

人材育成はマネジメント職の大きな役割の一つですね。

ここで一つ疑問があります。

「そもそも人を育てることができるのか?」

これはニヒリズムではありません。

個人の生き方に向き合えばこその問いです。

 

脳は環境の影響を強く受けます。

自らの記憶と現在の感覚情報に基づいて、今を選択します。

自分で決めているようで、意外と決めていないものです。

だからこそ人材育成のポイントは、“一時の何か”ではないということです。

育てたいと思うその人(新人さんなど)が、どんなモチベーションで、

どんな環境に囲まれているか。

 

どんな部屋で、どんな仕事や、どんな言葉に囲まれているのか。

そこにどんなモチベーションで向かっているか。

 

このような、その人を取り巻く環境すべてに、

育成の情熱を注がないといけません。

 

ガミガミ言っても育たない。

そのガミガミエネルギーを、環境調整に向けてください。

そして私もあなたも環境です。

 

自分のモチベーションをくすぐられ、自然と高みに引きずられていく。

そんな環境を作っていく。

自分に置き換えて想像してみましょう。

その人の話を聞いて、一緒に想像してみましょう。

 

「こんな環境だったらいいのにな」

 

これが人材育成の戦略だと考えます。

 

参考資料)

生田久美子:「わざ」から知る.東京大学出版社.2007

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ojjscn/47/3/47_220/_pdf

https://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics1964/33/1/33_1_22/_pdf