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リーダーとリーダーシップ

この記事でわかること
  • リーダーとは、「ある問題と向き合い続け、大勢の人を巻き込む人」
  • リーダーシップとは、メンバーの姿勢と関係性によって使い分ける必要
3分で読めるよ

序文(はじめに)

「管理職としてどう振る舞ったら良いかわからない」、「リーダーなんて自分には無理」。そんな悩みを持たれていませんか?リーダーという言葉に一念発起して気合いを入れすぎたり、逆に自分には無理と思ってしまったり。リーダー論は世に溢れているからこそ、明日から使える形で解説いたします。

リーダー像は誤解されている

そもそもリーダーとはどんな存在なのでしょうか?夢を語り、グイグイ引っ張っていく人や、物静かだけれど周りを活かしていく人など、イメージは人それぞれではないでしょうか。実はこれこそが、リーダーに対して誤解を持ってしまう原因です。偉業を成し遂げたヒーローをイメージしやすいため、肩肘を張ったり、逆に自分には無理だと敬遠したりしてしまいます。

リーダーとは?

そこで、リーダーの定義を整理します。リーダーとは、「ある問題と向き合い続け、大勢の人を巻き込む人」です。ポイントは、以下の2つ。
・ある問題と向き合い続ける
・大勢の人を巻き込む
この2つを形にする人がリーダーですね。
あなたが向き合い必要がある問題は何ですか?
あなたの周りにはどんな人がいますか?
この二つの問いがあなたをリーダーにします。

リーダーシップとは?

次にリーダーシップです。リーダーシップとは、リーダーの行動です。リーダーの役割をどのようにして達成するか、と言っても良いですね。以下はリーダーシップについてまとめた表です。

メンバーの姿勢/関係性非協力的協力的
率先関係性を作る支援する
受け身引っ張る育成する

いかがですか?まずは2つの要素に注目します。

  • メンバーの姿勢
  • メンバー間の関係性

メンバーの姿勢とは、自分から改善案を提示してくるかどうかです。率先して提案してくれるか、受け身になっているか。次にメンバー間の関係性は、メンバー同士が協力的か、非協力的かです。これら2つの掛け合わせで、リーダーシップは表のように4つのタイプに分かれます。
望ましい順番に並べ替えると、

  1. 支援する
  2. 関係性を作る、育成する
  3. 引っ張る

となります。つまり、「メンバーを引っ張る強いリーダー」というのは、リーダーシップの入り口ということですね。そのため引っ張るのはあくまでも最初だけで、メンバーを育てながら、チームで解決できるように関係性を作っていきます。そしてメンバーが率先するようになり、またチームの関係性が作れると、メンバーが力を最大限に発揮できるような環境づくり、つまり支援が望ましいリーダーシップとなります。このようなリーダーシップの形を、サーバントリーダーシップと呼びます。サーバントとは、召し仕えるという意味です。

締め文(大切なこと)

いかがでしたか?あなたの目の前にある問題に向き合うことが、あなたをリーダーにします。そしてその方法は、決して一つではありません。周囲の人を巻き込みながら、問題を解決する方法は、その問題の大きさや内容と、周囲にいる人たちの状態によって千差万別です。まずは今回ご紹介した4つの方法を軸にして、チャレンジしてみてください。

参考文献

最前線のリーダーシップ | マーティ・リンスキー, ロナルド・A・ハイフェッツ, 竹中 平蔵 |本 | 通販 | Amazon

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執筆│梅木  編集│西口 監修│

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