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若手リーダーのための効果的なコミュニケーション術【PT・OT・ST向け】

序文(はじめに)

若手リーダーとしてチームを引っ張ることは、とてもやりがいのある仕事ですが、同時に経験が浅いことや、年上のメンバー(時にはメンバー)がいる、さらには自分よりも経験豊富な上司がいる中で、どうすればよいのか悩むことも多いですよね。今回はそんな若手リーダー向けの、柔らかくて論理的、そしてお互いが安心できるコミュニケーションの方法をお伝えします。手をつけやすいところから実践してみてくださいね!

PREP法でわかりやすく伝える

どのような場合であれ、組織内におけるコミュニケーションの原則は、感情的にならずに、論理的に伝えることです。しかし、どのようにして伝えればいいのか悩むこともあります。そこで使えるのがPREP法という話し方です。「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→再び結論(Point)」の順に話すことにより、相手に納得してもらいやすくなります。
たとえば、新しいマニュアルを導入するときは、こんなふうに話してみましょう。

  • 結論:「〇〇に関するマニュアルを取り入れる必要があると考えます。」
  • 理由:「なぜなら、〇〇は現場でよく遭遇することだからです。」
  • 具体例:「先週も新人スタッフが〇〇について、事故には発展しませんでしたが、要注意が必要な状態となりました。」
  • 結論:「だからこそ、〇〇に関するマニュアルを取り入れる必要があると考えます。」

このように、結論を明確にしてから理由や具体例を示すことにより、こちらの考えを相手にスムーズに伝えることができます。

お互いに安心できる環境を作る

若手リーダーとしては、年上のメンバーや経験豊富な上司に対して指示を出すことにプレッシャーを感じるかもしれません。しかしまず大事なことは、お互いに「安心して意見を言える環境」を作ることです。これを「心理的安全性」と言います。安心して話せる場があると、メンバーは自信を持って行動できるようになります。

  • 自分の弱みを見せる:例えば、「皆さんの経験を活かしたい」と素直に伝えることで、リーダーとして信頼を築けます。完璧なリーダーである必要はありません。時には自分の苦手な部分を認めることも大切です。
  • フィードバックを前向きに:年上のスタッフに何かを指摘するときは、改善点を指摘するだけでなく、「次はこうするともっと良くなる」と前向きにアドバイスしましょう。相手にとっても受け入れやすくなります。
  • 相手に尊敬を示す:リーダーや役職者として指示を出す立場であったりしても、相手が年上であれば、こちらは年下です。あくまでも立場に上下があるだけであり、年齢で見ればこちらが下です。たとえ年下のスタッフであっても、ある能力についてはこちらよりもできる場合があります。立場の上下だけで態度を決めるのではなく、相手を一人の人間として尊敬していることを、言葉と態度で示すことが、リーダーには不可欠となります。

双方向のコミュニケーションを心がける

リーダーが一方的に指示を出すだけでは、メンバーや上司とのコミュニケーションはうまくいきません。特に、経験豊富なメンバーがいる場合、彼らからのフィードバックを積極的に取り入れることが大切です。
例えば、定期的にミーティングを開き、「この件についてどう思いますか?」と質問することで、メンバー全員が意見を言いやすい環境を作ることができます​。こうした場を設けることで、年上のメンバーや上司とも良好な関係を築けるようになります。

論理的に情報を共有して信頼を築く

チームで情報をしっかり共有することは、リーダーとしての信頼を高めるうえで欠かせません。特に、年上のメンバーや上司に対しては、プロジェクトの進捗や方針をわかりやすく伝えることで、安心してもらえます。例えば、「このプロジェクトは今、ここまで進んでいます」と具体的な数値やデータを示しながら話すことで、リーダーとしての信頼感がアップします。また、情報がきちんと共有されることで、メンバー全員が同じ方向を向いて働けるようになります​。

メンバーや上司の成長をサポートする

リーダーとしては、メンバーの成長を促すことも大事な役割です。年上のメンバーがいる場合でも、彼らのスキルアップをサポートする姿勢を見せることで、尊敬と信頼を得ることができます。また、経験豊富な上司に対しては、その経験を活かしてもらえるように、学びや成長の場を提供することがポイントです​。

まとめ

若手リーダーが、年上のメンバーや経験豊富な上司とうまくやっていくためには、柔らかくて論理的なコミュニケーションが必要です。PREP法を使って、分かりやすくメッセージを伝えること、そして心理的安全性を確保して、お互いが安心して話せる環境を作ることがカギです。経験が浅くても、この方法を取り入れれば、効果的にリーダーシップを発揮できるようになるでしょう。

参考文献

Rose T. Dunn: Dunn and Haimann’s Healthcare Management, Eleventh Edition

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執筆│梅木  編集│西口 監修│

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