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多理論統合モデル。行動変容を促す。

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多理論統合モデル, 行動変容, |2019.12.18|最終更新:2022.10.26|MHAが執筆しています

本記事の結論

✅ 多理論統合モデルには5つのステージがある。

✅ 行動変容には自己効力感が重要。

 

行動変容と多理論統合モデル

行動変容はリハビリテーションにおけるカギになりますね。

そしてマネジメントにおいても重要です。

患者さんもスタッフも、そして自分も。

 

そこで今日は行動変容理論の中でも疫学的根拠に基づいている

多理論統合モデル(TTM)をご紹介します。

TTMはプロチャスカ氏により開発された行動変容のプログラムです。

5つのステージからなり、個別最適化プログラムであるため、

行動変容がスムースであることを特徴としています。

また自己効力感を重要なキーワードとしています。

5つのステージとその特徴

5つステージは以下の通りです。

 

前熟考期:6ヶ月以内に、行動を変えようとする意図がない

熟考期 :6ヶ月以内に、行動を変えようとする意図がある

準備期 :30日以内に、行動を変えようとする意図がない

実行期 :すでに行動変容を行なっているが、その期間は6ヶ月に満たない

維持期 :6ヶ月以上行動変容を維持している

それぞれのステージとその関わり方

この評価を基にして、それぞれのステージによって関わり方を最適化します。

前熟考期:知識を与え、変容のプラス面をじっくり伝え続ける

熟考期 :失敗と成功を半々として見積もっているため、失敗を一つひとつ論理的に解消する

準備期 :具体的な行動をサポートする

実行期 :実行の労力を和らげるために、筋弛緩法や呼吸法でストレスを減弱する

維持期 :逆戻りをしないように、これまでのステップをイメージし、自信につなげる

 

TTMを使って、患者とスタッフと自分のより良い行動を促してみてください。

著者への質問はこちら↓ スタッフルームにいるように、お気軽にご相談ください。

 

本記事の執筆・監修・編集者

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参考文献

津田 彰, 石橋香津代:行動変容. 日本保健医療行動科学会雑誌 34(1):49-59, 2019. 

津 田 彰,堀 内 聡:Kurume University Psychological Research:(9), 77-88, 2010.