「もしここでやめてしまったら、これまで費やしてきた費用
(お金、時間、労働力など)が無駄になってしまう。」
このような時、あなたは事業(プロジェクト)や考えを撤退させることはできますか?
そのようなタイミングで無駄になる費用のことを
サンクコスト(Sunk Cost:埋没費用)と言います。
お金だけではなく、時間や労力もそうです。
人間は意味を求めます。
無意味を嫌います。
というより避けます。
そして正しさよりも、一貫性を求めることが
心理学的も証明されています。
そのため、サンクコストに意味をもたせたいがために、
そして一貫性を保ちたいがために、
さらに無駄な費用を費やしてしてしまいます。
これが撤退の難しさです。
UFOキャッチャーにとりあえず一回チャレンジしてみると、
その意味を体験することができます。
解決方法は、予め客観的な撤退ラインを決めておくことです。
投資でいえば損切りのライン決めですね。
UFOキャッチャーには500円までしか使わない、など(笑)
そして、撤退に意味を持たせることが有効です。
今回の500円で撤退の難しさを学ぶことができた、など。
さらには、ゼロベース思考を用いて過去を忘れて、
現在と到達点から物事を考え直すことが有効です。
仕組みを用いて、感情による被害を最小限にしましょう。