序文(はじめに)
リハビリ専門職(PT・OT・ST)のマネージャーは、日々、患者やスタッフとの関わりの中で大きな責任を抱えています。そのため、ストレス管理が重要になります。今回は、効果的なストレス管理のための「睡眠」「食事」「運動」、そして「考え方(目的性・成長性・自律性)」について解説します。
1. 睡眠:質の良い休息をとる
ストレスを管理する上で、睡眠の質は非常に重要です。不規則な勤務時間や夜遅くまでの業務が続くと、疲労が蓄積し、思考力や判断力が低下します。
改善ポイント
- 睡眠時間を確保する:可能な限り7時間以上の睡眠を目指す
- 就寝前のルーティンを作る:スマホやPCの使用を控え、リラックスする時間を確保する
- 昼寝を活用する:短時間(15〜30分)の昼寝で集中力を回復させる
2. 食事:栄養バランスを意識する
食事は体と心の健康を維持するために欠かせません。栄養バランスの偏った食生活は、疲労やストレスの増加につながります。
3. 運動:心と体を整える
適度な運動は、ストレス解消や気分転換に効果的です。運動することで、セロトニンが分泌され、気持ちが前向きになります。
改善ポイント
- 日常的に体を動かす:エレベーターではなく階段を使う、通勤時に歩く距離を増やす
- ストレッチや軽い筋トレを習慣化する:肩こりや腰痛の予防にもつながる
- リラックスできる運動を取り入れる:ヨガやストレッチなど、呼吸を意識した運動もおすすめ
4. 考え方:目的性・成長性・自律性を意識する
ストレスは「物事の捉え方」に大きく影響されます。ポジティブな考え方を持つことで、ストレスに強いマインドを育てることができます。
① 目的性(Purpose)
自分の仕事の意味を再確認することで、やりがいを感じ、ストレスに負けにくくなります。
- 「自分の仕事が患者やチームにどんな価値を生み出しているか」を考える
- 目標を設定し、達成感を味わう
② 成長性(Growth)
ストレスを「成長の機会」と捉えることで、前向きなマインドセットを持つことができます。
- 失敗を「学びのチャンス」と考える
- 新しいスキルを身につけることで、自己効力感を高める
③ 自律性(Autonomy)
自分でコントロールできることに集中することで、不安を軽減できます。
- 「変えられること」と「変えられないこと」を区別する
- 自分のペースで働くための時間管理を意識する
まとめ
PT・OT・STのマネージャーとして、日々の業務をこなしながらストレスを管理するのは簡単ではありません。しかし、「睡眠」「食事」「運動」の基本を押さえ、「考え方」を工夫することで、メンタルヘルスを整え、より充実した日々を過ごせるはずです。
自分の健康を大切にしながら、患者やチームと共により良い環境を作っていきましょう!
参考文献
Rose T. Dunn: Dunn and Haimann’s Healthcare Management, Eleventh Edition


