人が集まればチームでしょうか?
もちろんNoですね。
ではどうすれば良いチームを作ることができるのでしょうか。
カーネギーメロン大学による研究によると、「社会的感受性」が集団知をもたらす重要な因子であったことを明らかにしました。
社会的感受性とは、他人の気持ちを推し量る力です。
単なる気配り・気遣いではありません。
これは男性よりも女性の方が高い傾向にあります。
今回の研究でも女性の割合が高い方が有意に良い結果を生みましたが、相関係数は0.2程度と小さかったので、一概に性別とは言えないようです。
そのため何よりも大切なポイントは、社会的感受性の高い個人にてチームを構成する事。
ビッグファイブと呼ばれる心理学的性格テストの特徴も併せて、チームを構成していくと有意義な成果が期待できそうです。
ちなみにビッグファイブとは、開放性、外向性、誠実性、協調性、神経症性の5つです。
多様性の効果も少しずつ明らかになってきつつあります。
チームを作るための戦略は、
「十人十色を楽しむ社会的感受性をもってチームを構成する」
ということになります。
参考:
Woolley AW, et al:Evidence for a collective intelligence factor in the performance of human groups. Science. 2010 Oct 29;330(6004):686-8
https://www.pdfdrive.com/tomas-chamorro-premuzic-personality-and-individual-differences-e29682406.html