「リスクを取れ!」
「リスクを取りたくない!」
よく聞きますね。
私たちは有限の社会に生きています。
無限のものはないということです。
人も、お金も、時間も有限です。
資源(水や石油、そして空気など)も有限ですね。
ということは、何かを選択したら、反対に何かを失っています。
常に何かしらのリスクを取っているのです!!
例えば洗車。
自分で洗車をすると、洗車機代500円が節約できます。
しかし1時間が必要です。体力も使います。
一方で洗車機に入れます。
1時間かかるところが20分で済みました。
しかし500円かかりました。体力もそれほど使っていません。
自分での洗車では、500円を節約するために1時間と体力を使いました。
洗車機では、40分と体力を節約するために500円を使いました。
このように、何かを選択したら、何かを失います。
この反対側の儲けのことを機会費用と言います。
機会費用の無視こそが取ってはいけないリスクです。
500円のために1時間を使っていいの?
40分のために500円を使っていいの?
そしてこれに答えるのが目的です。
「何のため?」
「誰のため?」
時間はたくさんあるけどお金がないから500円が欲しい。
500円よりも40分の時間のほうが欲しい。
目的によって選択が変わります。
機会費用を考えて、目的をもって選択する。
これが“取るべきリスクを取る”ということです。