X理論とY理論を聞いたことはありますか?
性悪説と性善説の方が、なじみがあるかもしれません。
前者は、人は怠惰ですぐにサボる生き物とする考え方。
後者は、人は前向きで助け合い、懸命に生きていく生き物とする考え方。
あなたはどちらでしょうか。
そうです。
どっちでもありませんね。
人はそんなに簡単な生き物ではありません。
こんな単純な思考だと、アメやムチという発想になります。
しかしそれでうまくいかないことはとうの昔に証明されています。
ではどうすれば良いでしょうか。
ポイントは主体性です。
自分のこととして考えることです。
そのためには、自己実現と仕事とを一致させる必要があります。
自分のやりたいことと仕事を一致させるように、
仕事の割り振りをします。
次に責任。
その仕事の権限はその人に委譲します。
立場としての責任は上役しかとれませんが、
本人が自分に責任があると前向きに思えることです。
最後に透明性。
情報をオープンにすることで、主体性と責任が生まれます。
「自分だったらどんな環境なら前向きに取り組むかな?」
と自問し続けましょう。
参考資料:
ピータードラッカー:マネジメント(エッセンシャル版).ダイヤモンド社.2001
スティーブン・コヴィー:7つの習慣.キングベアー出版.1996.