間違った問題の正しい答えより、正しい問題の間違った答えの方がはるかに大切です。
すこし難しいのでもう一度。
間違った問題の正しい答えより、正しい問題の間違った答えの方がはるかに大切です。
それはそうですよね。
だから解決策を探す前に、その問題は、問題として正しいのか?を見極める必要があります。
問題には2種類あります。
“発生型問題”と“設定型問題”です。
今の状況から急に悪化した場合、今の状況と数分後または数時間後の状況に差が生まれています。
これが“発生型問題”です。
災害や事故、怪我など。
医療の現場でいえば、急変などです。
これは問題として意識しやすいですね。
大切はここからです。
設定型問題
問題とは、「あるべき状態と現状とのズレ」のことを言います。
ということは、あるべき状態(ゴール)と、現状(今)とを引き算して、出てきたものが問題だというわけです。
あるべき状態(ゴール)を設定するので、設定型問題といいます。
“問題点を抽出する”と言いますが、現状をみるだけで問題点は出てきません。
ゴールを立てることではじめて問題点が出てくるのです。
正しい問題を見つける戦略は、
「問題を探す前に、まずはゴールを立てよ」
となります。