ある問題が起こりました。
その解決をどのようにして行いますか?
ここで問題を解決するための思考の方向性が2つのパターンに分かれます。
過去の知識を引き出して、似たような事例がないのかを探すこと。
そして似たような事例と今を適合させて、過去を再現する事で解決します。
なぜ?という問いかけです。
これをトレンド思考と言います。
歴史を学ぶ意味はここにあります。
過去の膨大な知識から類推すること(アナロジー)によって、
多くのことを解決できます。
ビスマルクの格言の通りです。
「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ。」
次に、未来を想定し、そこから現在に戻ってくる考え方。
未来を想像し、そこから今を生み出していく。
何のために?という問いかけです。
これをゼロベース思考と言います。
知識ではなく、知恵です。
今問題と認識しているものは、本当に問題か?
という姿勢です。
この2つの思考をバランス良く組み合わせていきます。
AIという計算能力に優れたテクノロジーが普及しつつある現在、
私たちの仕事はゼロベース思考で、新しい未来を創っていくことです。
そもそもそれは何のため?誰のため?
参考資料)
横田尚哉:ビジネススキル・イノベーション.プレジデント社.2012.