市場機会を分析した後は、限られた経営資源を投入する市場を
選ぶ必要があります。
なぜなら配荷率(Distribution)を高めることにより、
売り上げを拡大したいからです。
そして市場の選択はセグメンテーション、ターゲッティング、
ポジショニング(またはプロモーション)から構成されます。
セグメンテーション
対象とする製品やサービスの市場を特定のNeeds・Wantsに沿って、
いくつかのグループに細分化します。
ターゲッティング
いくつかのグループにセグメンテーションした後、
自分たちの志と共通のNeeds・Wantsを持つ顧客のセグメントを特定します。
その方法として、①集中マーケティング、②差別化マーケティング、
③無差別マーケティングがあります。
①集中マーケティングは特定のセグメントに経営資源を集中させ、
事業を特化させる方法です。
②差別化マーケティングは複数のセグメントに他とは
異なる製品やサービスを提供する方法です。
③無差別マーケティングは効率を重視して
幅広いセグメントに製品やサービスを提供する方法です。
これをランチェスター戦略に照らし合わせると、
中小企業は選択かつ集中的アプローチが推奨されているので、①または②を選択する。
大企業は規模の経済性を活かすことが推奨されるので、③を選択することで対応しますね。
ポジショニング(好意度Preferenceとも言います)については次回に!