たくさんある情報の中から、良い情報を見つけるためにはどうしたら良いでしょうか。
自分が頭に入れることができる量は限られています。
できることならば、最適な情報を頭に入れて、
あらゆる選択をしていきたいですね。
ここで必要となるスキルは、情報を見抜く力です。
ここでいう「良い」とは、「確率が高い」ということです。
確率が高い情報であれば、意思決定をより良いもの、
より意味のあるものにしてくれます。
では情報の見抜き方について。
キーワードは文脈(context)です。
つまりどのような経緯でその情報が作られたのか?ということです。
小学生が調べて書いた健康に関する情報。
WHOが調べて書いた健康に関する情報。
同列ではありませんね。
そしてもし、あなたの決定が誰かに影響を与える時。
しかもそれが人生や命、生活に影響を与える時。
どのような情報を大切にしますか?
あやふやな情報ですか?
それともできるだけ確率が高い情報ですか?
これが、EBM(Evidence based Medicine)です。
最近ではEBP(Evidence based Practice)と範囲を広げて表現されています。
だから研究デザインやエビデンスレベルの知識が必要なのです。
自分のためもありますが、相手のためなのです。
自分の人生(病気・障がい)に対して、
自分の力ではどうしようもできない人たちへの真摯な姿勢。
それがEBM / EBPです。
参考資料:
https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/10543400701668233
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/10543406.2015.1092037
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jea/16/3/16_3_93/_pdf/-char/en