コストカット
この言葉に印象が悪い人もいるのではないでしょうか?
コストとは「ある結果を出すためにかかったお金、時間、手間です」。
リスクと一緒です。
単純に計算すると、利益=売り上げ−コストとなります。
コストが下がるということは、利益が高まるということになります。
つまりコストカットは、利益を高める行為なのです。
「売り上げを増やしましょう!」と「コストをカットしましょう!」は同じ意味なのです。
ということは?
コストカットの名の下に、コストカットする前よりも利益が下がるものは、コストカットではなく「無駄な作業」となります。
このような作業自体が「無駄なコスト」です。
利益を高めることにつながっていないお金、時間、手間は、すべて「無駄なコスト」です。
もう一つ。
将来に利益を高めるためにかけているお金、時間、手間は無駄なコストではありません。
これは“投資”です。
このような投資をしないという行為によって、将来の利益が高まらないのであれば、そのような消極的な行為は「無駄なコスト」となります。
基本的なことですが、なかなか実践できていないものです。
無駄なコストを見抜くための戦略は、
「利益につながっている(つながる見込みがある)かどうかで判断する」
となります。