脳卒中患者の運動機能を高めるのに、様々な方法がその有効性を認められるようになってきています。
その中でも、自転車運動は左右交互のリズミカルな下肢の動き、下肢を動かしている際に身体を固定する体幹の安定性および上肢の支持性、心肺機能の向上など、多くの利益をもたらしてくれます。
American Heart AssociationとAmerican Stroke Associationが共同で出した、脳卒中罹患者の運動に関するステートメントでも、自転車運動の有効性が認められています(こちら)。
しかし、自転車運動が歩行やバランスなど能力面に与える効果については、不明な点が多くありました。
今回紹介する論文は、「脳卒中患者の身体機能に自転車運動は効果があるの?」という疑問に応えてくれる論文です(こちら)。