いきなりですが、そもそもなぜ変える必要があるのでしょうか?
生物の生存戦略は適応です。
変化に適応できるかどうか。
世の中は動いています。
おそらく良い方向に。
自分が変化していないということは、
相対的には後退しているということです。
しかし過去に固執せず、これからに向けて変化を続けていくことは、
多くの人が望みながらも、なかなか難しいものです。
その理由の一つに、ホメオスタシス(恒常性)が挙げられます。
適応が必要である一方、生存できている“今”を続けようとする強力な力です。
神経心理学の領域では、アロスタシスとも呼ばれます。
これらは生理学的には、大変重要な機能です。
脳内においては、セイリエンスネットワークと呼ばれる神経回路が
強くかかわっており、変化に対して情動を引き起こします。
急激な変化は不安、恐怖といった
逃避反応を引き起こすのです。
現状を変化させたくても、体が拒否をしてしまう。
早起きしてみたけどつらい。
3日坊主で終わる理由は、辺縁系に前頭葉が勝てないからです。
つまり辺縁系にバレないように、
とてつもなく小さな変化から始めること、
または現状に戻れない状況を作ることの2つがポイントです。
小さく始めて、大きく育ててください。
参考文献:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hbfr/36/2/36_265/_pdf
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1550830718302842?via%3Dihub