バイアスとは思い込み(思考の偏り)です。
自分で判断しているようで、実は文脈に強く影響を受けています。
それを利用するマーケティング手法を、
ニューロマーケティング(Neuro Marketing)とも言うそうです。
Being aware of a bias (including knowing its name) helps you counter it.
(バイアスについて意識することは、名前を知ることも含めて、あなたがそれと向き合う時に助けてくれる。)
知ることから始めましょう。
50以上ある認知バイアスの中から、6つを取り上げます。
注:=〇〇バイアスは私が勝手につけています。
Anchoring bias=アンカー(錨)バイアス
最初(に立てられた)の仮説に固執してしまう。
「1000円の商品」よりも、「2000円だけど半額で1000円の商品」に注意が向く。
Availability bias=入手のしやすさバイアス
よく経験するものを想定してしまう。
ザイオンス効果と同じ。
Blind Obedience bias=盲従バイアス
前者や上位者の判断に盲目的に従ってしまう(集団浅慮)。
権威バイアスともいう。
Confirmation bias=確証バイアス
自分の仮説に有利でないものを排除してしまう。
自分は正しい。
Hindsight bias=後付け(後知恵)バイアス
Hindsight is always better than foresight(後知恵は先見よりもいつもいい)
後出しジャンケンは必ず勝てる
Hassle bias=面倒バイアス
楽に処理できる仮説を採用してしまう
心当たりはありませんか?
自らを 疑うことが 客観性
参考:
クリストファー チャブリス、ダニエル・シモンズ:錯覚の科学.文藝春秋.2014