人は1日に35,000回も決定しているという報告もあります。
すごい数ですね!
皆さんはどのようにして選択をしていますか?
ついつい“正しい”選択をしたくなりますね。
でもそもそも、“正しい”選択などあるのでしょうか。
「あの時こうやっていれば」
「もう一度戻れるなら」
といった後悔は誰にでもあるはず。
しかしこれは、後付けバイアスと呼ばれる認知バイアスです。
要するに後出しじゃんけんですね。
選択した時に未来のことはわかりませんので、
そんなこと言っても仕方ありません。
ということは、先ほど挙げたような“後悔がない”選択とは何でしょうか。
それは、“出てきた結果に対して、次の選択肢が見えている状態”です。
次の選択肢が見えているから、後悔などせずに進んでいくんですね。
ポイントは、「やりたいという気持ち(Worm heart)」と「合理性(Cool head)」です。
まずは自分の気持ちを大切にする。
うまくいくのか、できるのか。
そんなことよりも、やりたいかどうかで決めます。
次に合理性とは、“思い込み”を小さくすることです。
自分に都合の良い情報だけを集める確証バイアスや、
現状を維持しようとする一貫性の原理が働いていないだろうか。
直近の情報に左右されていないだろうか(アンカリングバイアス)。
と見直します。
そう考えながら、これがやりたい!
と思える選択をしましょう。
それがしたいのなら、やったらいいんです。
圧倒的な熱量で。
参考資料:
https://go.roberts.edu/leadingedge/the-great-choices-of-strategic-leaders
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hbfr/34/2/34_165/_pdf
シーナ・アイエンガー:選択の科学.文藝春秋.2010