「ものごとを極めるためには1万時間を費やさなければならない。」
皆さんも聞いたことはありませんか?
マルコム・グラッドウェル氏のベストセラー、
「Outliers」にて紹介されたことがきっかけのようです。
しかしここで引用されたエリクソン氏の論文を読むと、
これが拡大解釈であることがわかります。
エリクソン氏の論調は、
- 物事の上達には時間が必要
- 質の高い練習が必要
1万時間はあくまで平均値(実際は7500時間)であり、
数百時間で世界一になった人もいることに注意が必要です。
またエリクソン氏は1万時間でも足りないとしています。
また宮本武蔵の五輪書にはこう書かれています。
“千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす”
1万日ですね!
他者よりも抜きん出て、唯一無二の存在になるためには、
やはり1万時間以上の大量の時間(行動)が必要なようですね。
そしてさらに、エリクソン氏が言うように、
やみくもでは意味がありません。
効率的で効果的な時間の使い方が必要です。
集中力を高める方法ですね。
他の記事も参考にしてください。
時間という資源もまた、有限です。
参考資料:
宮本武蔵:五輪書.致知出版社.2012
アンダース・エリクソン、ロバートプール:超一流になるのは才能か努力か?. 文藝春秋.2016