体内のビタミンC濃度は血圧と関連しているの?

ビタミンCには、様々な生理作用があります。

その一つに動脈硬化の軽減がありますが、実際に血圧や心血管疾患の予防に有効かどうかは明らかになっていませんでした(こちら

今回紹介する論文は「体内のビタミンC濃度は血圧と関連しているの?」という疑問に応えてくれる論文です(こちら

2020年に中国にRanらの研究チームは、2019年1月までに登録されている18本の論文を解析しています。

結果として、

高血圧の人は正常血圧の人と比較して、血中ビタミンC濃度が15.13μmol/L低かった

収縮期血圧拡張期血圧は、ともに血中ビタミンC濃度と逆相関していた(収縮期:Fisher’s Z=-0.17、拡張期:Fisher’s Z=-0.15)。

だそうです。

ただし、研究方法や対象者にバラつきがあるため、さらなる研究が必要だそうです。

 

今回の調査では、含まれている研究の多くがケースコントロール研究だったり、横断研究だったりしているので、ビタミンCと血圧の因果関係はまだ明らかではありません。

ただ、野菜や果物などビタミンCを多く含む食品の摂取量が多い人の方が高血圧が少ないことは複数の調査で明らかになっているので(こちら)、今後ビタミンCを摂取すると高血圧が改善するといった報告が出てくることを期待しています。