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胃食道逆流症の症状軽減に呼吸練習は有効なの?

胃食道逆流症(GERD)は6.5~14.6%と言われており、年々増加傾向にあります(こちら)。

またGERDは年齢が高い程、リスクが高くなることが報告されています(こちら)。

GERDの症状軽減方法の一つとして呼吸練習が挙げられていますが、その効果については明確になっていませんでした。

今回紹介する論文は「GERDの症状軽減に呼吸練習は有効なの」という疑問に応えてくれる論文です(こちら)。

2020年に中国のQiuらの研究チームは、2019年10月までに登録されている7本の論文を解析しています。

結果として、

GERDに対しての呼吸練習は、GERDの症状を抑制する効果があった(SMD=1.36

だそうです。

ただし、研究の方法にバラつきがあり、介入方法にもバラつきがあるため、さらなる研究が必要だそうです。

 

GERDは、高齢の方ではしばしば問題になり、特に円背の方ではGERDをきっかけに肺炎を発症することも経験します。

 

呼吸練習なら理学療法士でも介入できるので、導入しやすい対策の一つではないかと思います。

この記事のライター
宇野勲先生