身体活動や座位時間は筋力・筋パワーと関連してるの?

地域在住高齢者では、加齢とともに身体活動量(PA)が低下し、座位時間(SB)が長くなります。
座位時間が長くなることは、様々な疾患のリスクが高くなる可能性があります(こちら)。
高齢になると筋力や筋パワーが低下し、日常生活動作能力低下こちら)や死亡率こちら)に関連しています。
しかし、PAやSBが筋力、筋パワーに与える影響については明らかになっていませんでした。
今回紹介する論文は「身体活動や座位時間は筋力・筋パワーと関連してるの?」という疑問に応えてくれる論文です(こちら)。

 

2021年にオランダのRamseyらの研究チームは、2020年6月までに登録されている112本の論文を解析しています。
結果として、
上肢筋力は、総PA(TPA)中~高強度PA(MVPA)低強度PA(LPA)活動回数歩数低SBが関連していた。
上肢筋パワーは、MVPAと関連していた。
下肢筋力は、歩数MVPATPA活動回数LPAが関連していた。
下肢筋パワーは、歩数活動回数MVPALPA低SBと関連していた。
だそうです。
ただし、研究方法にバラつきがあるため、さらなる研究が必要だそうです。

歩数やMVPAで下肢筋力や筋パワーが高いのはわかりますが、上肢筋力にも影響しているのは興味深いですね。
筋力や筋パワーを維持するためには、高齢者の方々に、いかに活動的になって頂くかということが大切になるかもしれません。

 

この記事のライター
宇野勲先生