COPD患者は、筋骨格系の問題を抱えていることが多く、特に頸椎・胸郭の痛みや運動制限は、呼吸困難感を誘発する一因となります。
そのため、COPD患者に対して様々な徒手療法が、その有効性を認められています。
その中で、有効と考えられている治療法に「マッスルエナジーテクニック(MET)」があります。
METは、骨格筋の筋緊張を調整して関節の運動性を改善する治療法で、頸部や胸郭の可動性改善、呼吸筋力向上の効果などが期待できます(こちら)。
しかし、METのCOPD患者に対しての効果は不明のままでした。
今回紹介する論文は「COPD患者にMETは有効なの?」という疑問に応えてくれる論文です(こちら)。