RCAとFMEAについて、3回に分けて配信します。
RCAとは、Root Cause Analysis:根本原因分析です。根本という言葉に惑わされないでください。一本ではなく、根っこはたくさんあります。RCAは事後分析です。つまり、フィードバック。事が起こった後に、原因を掘り下げる分析手法です。
時系列に並べた事項「〇〇が△△した」を、なぜを繰り返していきます。“なぜなぜ分析(5 whys)”で掘り下げるVAモデルが日本では主流ですね。7つの要因を用いるロンドン・プロトコルなどもあります。ロンドン・プロトコルについては次回。日本ではRCA=VAモデルとなっているので注意が必要です。
ちなみに5 whysは5回ではなく、たくさんという意味です。と言っても、2,3回で行き詰まることが多いですね。
大切なことは途中で出てきた要因のそれぞれに対策を立て、実現可能か評価することです。
行き詰まった最後の要因ではありません。誤解がないように。”これが原因だ!”って言うのは気持ちいいですが、それは危険です。
途中でも良いので、実現可能性が高い対策から手を打つという方法です。
「質の高いインプットが、質の高いアウトプットを生む」