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【経営者の条件#6】第5章 最も重要なことに集中せよ【オンライン読書会】

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著者について

ピーター・ドラッカー(1909 – 2005年)

経営学者。「現代経営学」あるいは「マネジメント」の発明者であり、マネジメントの父と言われている。2009年に発売された「もしドラ」こと、岩崎夏海の小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」により、日本において広く認知された。数多くの著書を執筆しており、代表作として「マネジメント」「経営者の条件」「プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか」などがある。現代も多くの企業人や経営学者らに多大な影響を与えている。

この章で学べること

一つのことに集中する重要性

第2章「汝の時間を知れ」において捻出した時間を、「どこに」「どれだけ」投入するか?が重要となります。マルチタスクと生産性について多くの偉人が否定しており、ドラッカーも以下のように言います。

いくつもの球(ボール)を操ることは曲芸である。 できても10分間が限度である。

成果のあがらない人の条件

成果をあげる人はひとつのことに集中するそうです。逆に成果のあがらない人の条件を下記のように示しています。

成果のあがらない人の条件

(1)必要な時間を過小評価する
(2)急ごうとする
(3)同時にいくつかのことをする

サンクコスト

ドラッカーは生産的でなくなった過去のものを捨てることの重要性について言及しています。ポイントとしては「生産的でなくなった」という表現です。過去においては生産的ではあったが、現在は生産的でなくなったということです。過去の成功体験があるとその行動は強化され、習慣を変えることが難しくなります。「まだ行っていなかったとして、いまこれに手をつけるか」という問いを立てる必要があります。組織内部からではなく、外部からの視点を入れることで、バイアスをできる限り取り除いていくことも必要となってくるでしょう。

優先順位よりも劣後順位

明日のための生産的な仕事は、それらに使える時間の量を上回っています。なさねばならないことは、常にキャパシティをオーバーしています。そのため、どの仕事を行うのか選択する必要があります。一般的には優先順位から考えますが、ドラッカーは劣後順位の重要性について書いています。劣後順位とは、「やるべきでないことを決めること」です。ノーベル物理学賞を受賞したリチャード・ファインマン博士も「積極的に無責任な態度」をとり、まとまった時間を確保していたそうです。

 

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開催概要

開催日時

2023年6月14日(水)20:00~21:00

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