TENSは頸部痛に効果があるの?というお話

頸部痛は多くの一般市民が有しており、日常生活の制限の原因にもなっています(こちら)。

 

頸部痛に対しては、経皮的電気刺激治療(TENS)の有効性について調査されていますが、その効果は明確になっていませんでした。

 

今回紹介する論文は、「TENSは頸部痛に効果があるの?」という疑問に応えてくれる論文です(こちら)

2019年にブラジルのMartimbiancoらの研究チームは、2018年11月までに登録されている7本の論文を解析しています。

 

結果として、

 

偽TENSと比較したとき、痛みに対してわずかな効果が認められた。

 

他の治療(頸部運動、キネシオテープ、マニピュレーション)と比較したとき、TENSの有効性は明らかにならなかった。

 

TENSに別の治療法を加えたとき、僧帽筋ストレッチとTENSを組み合わせると、僧帽筋ストレッチ単独よりも痛みがわずかに軽減した。

 

だそうです。

 

ただし、研究方法にばらつきがあり、対象者も少ないため、さらなる研究が必要だそうです。

 

結果をまとめますと、

 

TENSは若干の有効性を示したが、明確な効果については明らかにならならなかった

 

ということになります。

 

「効果がない」というわけではないので使用しても良いと思いますが、評価をちゃんと行い、効果があるかどうか見極めて使用することが大切だと思います。

 

なんでもそうですが、適用をちゃんと見極める能力が必要だと思います。