会員登録はこちら

まずは14日間無料体験
すべてのコンテンツが利用可能です

市場機会を分析する。視野を広げよう!

さて、前回は戦略スタンスを明確にして頂きました。

今回はSWOT分析を具体的に掘り下げていくために、

内部環境(強みと弱み)と外部環境(機会と脅威)を

抽出するためのツールを紹介します。

 

内分環境分析にはバリューチェーン(Value chain)を用います。

 

バリューチェーンとは競争戦略の大家、

マイケル・ポーター氏によって考案されました。

企業の活動を「主活動」「支援活動」を分けます。

「主活動」は顧客サービスに直接的に影響する業務であり、

それを支援する労務管理や技術開発などを「支援活動」と呼びます。

このようにしてサービス活動を機能別に要素分解することにより、

強みと弱みを相対化して把握できます。

 

次に外部環境。

外部環境分析にはPEST分析が代表的です。

私はここに人口を加えたDEPST分析をお勧めします。

Demographic environment:人口環境

Economic environment:経済環境

Political environment:政治・法律環境

Social environment:社会・文化環境

Technological environment:技術環境

 

さらに総合分析として3C分析がありますが、

医療・介護サービスは医療・福祉施設との連携も入れて、

4Cというフレームワークを使用します。

Company:事業者を市場シェア、ブランドイメージ、技術力、サービスの質、収益力、利益力を検討する。

Competitor:競合相手を分析し、それらを上回るまたは異なる特色を検討していく。 

Customer:顧客つまりは市場規模や成長性を把握するために、市場圏の年齢構成、家族構成などを把握する。

Combination:連携つまりは関連施設とのネットワークについて検討する。

 

今日はここまで。