駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者に有効な薬剤は?

駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者のリハビリテーションにおいて、薬物療法は大きな役割を持っています。

過去の報告ではアンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEI)、β遮断薬(BB)、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)、イブラジン(IVA)、アンジオテンシン受容体ネプリルリシン阻害薬(ARNI)などについて、その有効性が認められています(https://www.deepl.com/translator)。

しかし、その他の薬剤については有効性はまだ明らかになっていませんでした。

今回紹介する論文は「HFrEF患者に有効な薬剤は?」という疑問に応えてくれる論文です(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32000355/)。

2020年に中国のLiらの研究チームは、2018年9月までに登録されている32本の論文を解析しています。

結果として、

左室駆出率(LVEF%)に対しては、レボシメンダン、イバブラジン、プロスタグランジンE1(PGE1)有効性を示した。

心拍数に対しては、n3-PUFA、PGE1有効性を示した。

B型ナトリウム利尿ペプチド(BNP)に対しては、ω-3、レボシメンダン、PGE1有効性を示した

だそうです。

ただし、研究方法にバラつきがあり、研究の質も低かったため、さらなる研究が必要だそうです。

 

心リハにおいては、セラピストも薬剤のことをある程度知っておく必要があります。

「リハ薬剤」という言葉も出てきているので、薬剤師との連携も重要になってくると思います。