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どちらを増やせば給料は上がる?売上と利益の違いとは【医療・介護】

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売上, 利益, マネジメント|2022.06.19|最終更新:2022.06.23|本記事はMHA取得者が執筆しています

本記事の結論

✅ 売上とは、会社に入ってくる全てのお金。

✅ 利益とは、サービスや商品を売るための経費を抜いた後、会社に残るお金。

序文(はじめに)

今日は売上と利益を整理します。専門職として働く上で、お金の話は関係ない?

そんなまさか。皆さんの給与はお金ですね。大切な知識ですので、身につけておきましょう。

よくある問題は、「売上を上げよう」「利益を上げよう」という掛け声です。使い分けるだけで、アイデアが全く変わってきます。

では早速、解説します。

医療の業種・売上とは

事業は簡単に言えば商売です。物を仕入れて、その仕入れ値よりも高い金額で売る。

そうやって成り立っていますね。医療はサービス業です。
サービス業というのは、さまざまな定義がありますが、
商品の形がない商売、と理解していただければ良いです。

 

売上とは

では売上とは何か。それは、お客さんから頂く料金です。単価×数量で表されます。5,000円のサービスを10人のお客さんに売った場合、売上は50,000円になります。簡単ですね。

このように売上とは、目に見える数字です。売上のことを、収益と呼ぶ場合もあります。

利益とは

では利益とは何でしょうか。利益とは、売上などから費用を引いたお金、です。

〇50,000円の商品を売ったが、商品の仕入れ値は30,000円だった。

50,000円ー30,000円で20,000円(売上総利益または粗利益)が残ります。

〇自分の給与を5,000円にした。

20,000円ー5,000円=15,000円(営業利益)
となります。

〇またお店を開店する際に銀行から借入(借金)をしたので、借入金の支払利息を1,000円支払った。

15,000円ー1,000円=14,000円(経常利益)
となります。

これが年間のものであった場合、14,000円に税金がかかります(今回は30%で計算)。
税金(法人税・事業税)は14,000円×0.3=4,200円なので、

◎14,000円ー4,200円=9,800円(純利益)となります。

最後の9,800円が、お店に残るお金(現金であり純利益)となります。

お分かりのように、利益は最後(純利益)にならないと、見えないお金ですね。

締め文(まとめ)

いかがでしたでしょうか。売上と利益は全く違いますね。冒頭の問題に対する皆さんのアイデアはいかがですか?

「売上を上げよう」ということは、単価を上げるか、数を増やすことになりますね。

「利益を上げよう」ということは、売上を上げるか、経費を減らすことになりますね。

全く違うアイデアになるのがわかると思います。ぜひ、業務に活かしてください。

参考文献

厚生労働省:医療.https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/index.html



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