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【脳画像分野】おすすめ本・参考書3選【新人~ベテラン理学療法士】

 
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 はじめに

10年前…リハセラピスト向けの脳画像の本は数冊でした。

正直なところ、
その数冊も医師向けの内容に近く、リハセラピスト目線での理解は難しいところがありました。

しかし、
現在は多くの“リハセラピスト向けの脳画像のみかた”に関する書籍が出版されています。

今回は、脳画像について学びたい!という方へオススメの書籍を3つ挙げてみました。

 

 

 

【価格】4,180円
【発刊年度】2020/10/2

おすすめの経験年数や年齢 本の分野
1~3年目・学生 脳血管 脳卒中 脳画像
オススメポイント

① 平易な内容で初学者にオススメ。
② 医師のための脳画像の書籍と、 セラピスト視点の脳画像のみかたが異なる。
    セラピスト視点の脳画像のみかたを学びたい方向け
③ 脳画像と臨床症状の結びつきを学べる
読者の声
脳画像を勉強したい!という初学者の方におすすめです。
学生さんにもわかりやすい内容です。
私が「学生や1年目のときに欲しかった!」と思う1冊です。
リハセラピストのための脳画像のみかたの決定版!

 

 

 

【価格】10,780円
【発刊年度】2005/7/1

おすすめの経験年数や年齢 本の分野
1年目~ベテランセラピスト 脳血管 脳卒中 脳画像 解剖学
オススメポイント

① 脳画像を理解する基本となる解剖学がわかりやすくまとまっています。

② 模式的な図から実際のMRI画像まであり、

  私たちが普段みているMRI画像と照らし合わせることで、臨床に活用することができます。

③ 特に血管の構造や各血管の灌流領域についての図解・解説がわかりやすく書かれています。

読者の声
20代後半 男性
基本となる内容ではありますが、脳の解剖学は難解であり、
ベテランの医師もこの本を手元に置いているほどです。

セラピストが筋骨格系の解剖学書が手元にあるように、脳血管の解剖学を理解したい方は、この書籍を手元に置いておくことをオススメします。

30代後半 男性
画像診断cafe
無料で使用できる脳画像に関するツールとして非常に優秀です。
これを学習するだけでも大まかな血流支配や頭蓋内構造の理解につながると思います。一方で傍正中橋動脈や内包の機能局在など詳細な解剖は知ることができません。
ただし、無料でここまでの機能は本当に素晴らしいツールです。
脳画像について勉強してみたいなと思い始めた方は、 画像診断Cafeから活用してみると良いかもしれません。

 

 

【価格】27,760円
【発刊年度】2014/12/24

おすすめの経験年数や年齢 本の分野
5年目~ 脳血管 脳卒中 脳画像
【概要】

 

オススメポイント

① 頭蓋内構造を徹底的に理解したい方向け

② 特に水平断における部位が詳細に記載されている

③ どこの部位が損傷していて、どこの部位が損傷していないか正確に把握したい方向け

難易度としては非常に高いです。まず英語の翻訳から必要です。
しかし、脳画像の水平断の解剖を理解する上で、これ以上ない良書であると思います。

実際の患者さんの脳画像とこの本を見比べて、部位をマーキングしていくことで、
どこの部位が損傷していて、
どこの部位が損傷していないか把握することが可能になります。

 まとめ

PT・OT養成校の新カリキュラムの中で、画像についての講義が必須となり、
脳画像はリハセラピストにとってより関心が高まっています。

 

また電子カルテの導入が進み、さらには近年PCスペックや通信速度の向上、医療用画像管理システム(PACS)の機能向上に伴い、病院で脳画像がみやすい環境となっています。

 

脳画像で神経症状のすべてがわかるわけではありませんが、
神経学的所見と脳画像を組み合わせることで、評価・予後予測の精度向上やリスク管理に繋がります。

ぜひ気になる書籍をチェックしてみてください。

(この記事は理学療法士が監修・執筆しています。)