#作業療法 #作業 (公開日:2021年11月16日 19:00)
皆さんこんにちは!初めまして!
作業療法士2年目のまいと言います。[no_toc]
おはようございます☀
朝活53日目!
月曜日の朝が1番起きるのが大変😭1週間がんばりましょう💪#朝活
— まいティ@作業療法士 (@MaiT_challenge) November 7, 2021
私は作業療法がとっても好きです。
なぜなら人生を豊かにするためのお手伝いができるからです!
クライエントの強みを引き出すこともできますし、心のケアをすることもできます。
その中でも大切な事は
クライエントにとって重要な『作業』を見つけること
だと感じています。
作業療法を提供する上で
大切なことは『作業を理解する』
ことです。
しかしリハビリ職として治療も大切な目的の一つです。
私自身手技ばかり行っていると
作業療法士なのにこれでいいのかと不安になる時があります。
そんな時は決まって、
作業療法士のリハビリって何だろう?
と考え込んでしまいます。
そこで今回は
作業療法の『作業』について
ピックアップしていきたいと思います。
作業療法士にとっての『作業』を知ることでより一層、
作業療法士であることへの自信に繋がり、
作業療法を深く知ることができると思いますので是非最後まで見てくださいね。
Occupationと作業
私たち作業療法士は
Occupational Therapist (オキュペイショナル セラピスト)
と呼ばれています。
Occupation = 作業 ですが
日本語と英語では少し意味が異なりますのでこちらで紹介しておきます。
~日本語で用いられる『作業』~ | ~英語で一般的に用いられる『作業』~ |
---|---|
・仕事とほぼ同義語 ・物の製作や操作の仕事を指すことが多い ・例:農作業、作業場、作業員など |
・職業 ・活動 ・楽しみまたは日常生活の一部としての ・その他には占有、占拠、期間、地位など |
こうして二つの言葉を比べると
『作業』は広く深い意味を持つ言葉として使われていることが分かります。
もしOccupationが分かりにくいという方がいらっしゃいましたら、
例文検索をお勧めします。とても分かりやすいと思います。(例文検索ならこちら)
作業と生活
作業療法は人を、「作業的存在」として捉えています。
作業的存在とは
人間は何もしない状態で生きられず、何らかの活動を行わざるを得ないという捉え方です。
あなたは、朝起きてから寝るまでに何をしていますか。
少し考えてみてください。
私の場合だと、
2人分のお弁当を作って、顔を洗って、歯を磨いて、化粧をして、車で仕事に行きます。
仕事では、
リハビリ、パソコン操作、階段の上り下り、スケジュール管理などが必要です。
帰った後は、
夜ご飯の準備をして、お風呂に入って、スマホを少しいじったり、勉強したりしています。
趣味活動としてはバスケットをしています。
少し自己紹介のようになりましたが、
私たち人は、様々なことに取り組む為に時間を費やして過ごしているといえます。
普段何気なく行っていることのすべてを「作業」として捉えることができます。
では、あなたが怪我や病気になったらどうでしょう?
あなたの手が動かなくなってしまって、
あなたにとっての大切な作業ができなくなってしまったら…
スマホが使えない、料理ができない、車の運転ができない、趣味ができない…
こんなことが起きてしまいます。
作業療法士は『作業』ができるように支援する仕事です。
作業を動作の集合体だけで、捉えるだけではなく、
その作業がどのような意味や、価値を持っているのか考えることが大切です。
人は作業をすることで元気になれる
これは日本作業療法士協会でもよく言われる言葉です。
クライエントがしたいことができるよう、
動作獲得のその先を見据えて関わっていきたいですね。
まとめ
医学的知識ももちろん必要ですが、
作業療法士にとって重要なことは、
クライエントが『作業』を通してより良い作業的存在になれるように介入すること
だと思います。
作業療法って何だっけ?
これが作業療法なの?
作業療法って難しい…と感じたら、
一度「作業」って何なのか振り返ってみてください。
自分自身の大切な作業は何ですか?
クライエントが大切にしている作業は何ですか?
そうやって考えると、クライエントの人生のお手伝いができることにワクワクします。
作業は人を元気にします。
その作業には価値があるからです。
その作業はやる必要があるからです。
その作業は周りから求められているからです。
今回のお話で少しでも
明日のお仕事の一助になったらと思います。
今後も作業療法士の魅力をどんどん
発信していきたいと思いますので、
次回も楽しみにしておいてくださいね!
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参考文献
・齋藤佑樹他(2014)作業で語る事例報告―作業療法レジメの書きかた・考えかた 医学書院
こちら
・吉川ひろみ(2008)「作業」ってなんだろう 作業科学入門 医歯薬出版株式会社
こちら
(この記事は作業療法士が監修・執筆しています。)